経年劣化や新しいものへの貼り替えが目的で、プリントシールを剥がすケースがあるでしょう。その際に家電製品を用いたり、専用の薬剤を用いて剥がす方法があります。しかし、用途に合ったものでなければ、貼ったものにも不具合が生じることもあります。
特に車やバイクにオリジナルシールを張り付けている場合は、剥がし方を間違えば塗装を傷つけかねません。カー用品店やホームセンターで販売されている、専用の溶剤を使用しましょう。また、プリントシールを剥がした際にこびりついた糊は、スクレーパーで少しずつ除去します。なお、車のガラスで使用するなら金属製、ボディではプラスチック製が適しています。より短時間で除去するには、スプレーや水を用いて剥がしやすい状態にすると良いです。作業をするにあたり、傷がつかないために力加減も欠かせません。
家庭用品で剥がす
プリントシールを剥がすにあたり、効率よくできる豆知識があります。
ドライヤーの熱を用いてシールに直接あてていき、粘着力を低下させます。端から少しずつ剥がしていくと良いでしょう。家庭では子どもがいたずらに貼ってしまった時や、業務用なら商品取替の用途で利用しやすいです。温めすぎると糊が固まり、剥がしにくくなります。
ドライヤーが間に合わない場合は、40℃程度のぬるま湯でふやかしてから剥がす方法があります。直接水につけれるものは、そのまま使用しましょう。壁に貼っているプリントシールなら、霧吹きを掛けながら少しずつ剥がす方法があります。より綺麗に落としたい場合は、専用の剥がしスプレーやヘラを使うと良いでしょう。ただし、用途を間違えると、素材に変色や傷を与えかねません。
他の生活用品も使える可能性あり
プリントシールを剥がすにあたり、様々な方法があります。有機溶剤の成分が含まれている除光液が、プリントシールの粘着をなくします。紙などでシールの部分を抑えて、10分ほど放置すれば剥がれやすくなります。しかし、大量につけると、体調面で不調をきたしかねません。家具や壁の場合は、消しゴムで擦って剥がす方法があります。消しかすと一緒に糊の除去が見込めます。
台所用の中性洗剤も、頼れる味方となります。界面活性剤が含まれており、プリントシールの粘着力を低下させます。シールに塗ってから上からラップを貼り、10分ほど放置すれば綺麗に剥がれます。各種作業が完了した後は水拭きをして、洗剤や汚れの拭き取りを忘れずにしましょう。
