プリントシールの使用目的や環境に合った用紙にすると、品質を長期間保てます。そのうえ、高品質なデザインになるでしょう。
例えばミラーコートは、表面に特殊な塗料を塗り、加工して仕上げたものです。強い光沢と発色の良さを確認できます。商品の表示ラベルの目的での使用にも適しており、見栄えの良さを引き立たせるでしょう。
塩化ビニールタイプなら、素材が柔らかくプリントシールの貼付け面が平らな部分でなくても、馴染みやすいです。屋外用の目的で使用されるケースが多いです。耐熱性が低く耐光性は高くないので、使用する場所によっては短期間で劣化します。また、火の近くで使用するにも適していません。また、UVのプリントシール印刷であれば、ふちまで印刷をすれば割れが起こることがあるのでデザインの際には注意します。
糊との相性
プリントシールの印刷をするにあたり、用紙はもちろん糊の選び方も必要です。
一般的な糊は常温の環境で、なおかつ曲がったり凸凹のある部分などの特殊な箇所への貼付けをしない場合に適しています。
強い粘着は、危険物などの長期間剥がれて欲しくないものに貼る場合は良いでしょう。食品ラベルに貼るプリントシールで、冷凍する場所に使用するなら、冷凍専用の糊の使用も一つの方法です。また、車のボディ部分に貼りたいケースにも適しています。
再剥離タイプの弱い粘着は、個人情報を保護用の用紙や、商品から剥がして台紙に貼り直すポイントシール用に適しています。使用後に、プリントシールを剥がしたい場合の使用に向いています。
用紙に合った印刷方法
印刷方法によっても、プリントシールの出来栄えが変わります。
大量にプリントシールを印刷するなら、凸版輪転印刷の方法があります。凸になっている版に円筒上のシリンダーへと貼り付けて、回転させて印刷をします。近年では印刷機械の技術が向上しているので、クオリティーの高い仕上がりとなっています。
版に付着したインキを、ブランケットに移して印刷用紙に転写させる、オフセット印刷もあります。細かな点にも再現がデザインの再現が可能なので、複雑なデザインやカラーに微妙な色出しにしたいケースにも適しています。なお、色落ちを防ぐためにラミネート加工をするのも、有効な手段となります。
食品の商品ラベル用のプリントシールをする際には、シルク印刷が良いでしょう。インクが厚く盛り上がりの表現ができるため、立体感も楽しめます。ホログラムを入れても、見る角度の違いによる楽しみ方もできます。
